月の大きさ
天文指導員養成講座の中で、「月の大きさ」というのが話題になりました。
大きく見えるときとそうでないときがありますが、どういう違いなんでしょうか?
ということで、調べてみました。
どうやら二つの要素がありそうです。
一つ目は、空気によるレンズ効果です。
天頂付近にあるときよりも、地平線付近にあるときのほうが大きく見えるような気がします。
これについては、まだ調べがついていませんので、また後日。
二つ目は月と地球の距離によるものです。
CR-Vで月を目指せ。
http://homepage3.nifty.com/drivin-scrap/Moon/!moon.htm
なんてことを考えて調べた月との距離が、384400km。
ところが、よくよく調べてみると、地球と月との距離は相当な幅で変わっているそうです。
平均公転半径 384,400 km
近地点距離 362,000 ± 4,000 km
遠地点距離 405,000 ± 2,000 km
ということなので、10%以上変わっているということですよね。
なので、見掛けの大きさも10%以上変わっているそうです。
となると、大きく見えることもありそうですね。
と思って、写真を撮って比べてみました。
小さめのとき。
大き目のとき。
わかりにくいので合成してみました。
これでも最小と最大の比較ではないので、見るタイミングによってはわかるかもしれませんね。
こんどは同じ日に地平線付近と天頂付近で比べてみれば、レンズ効果がわかるかもしれません。
湿度なんかによっても変わりそうなので、うまくいくかどうか・・・
とりあえず、「いつも同じ大きさではない」ことがわかりました。
(^-^)/
で、CR-Vで月まで行こうの話で言えば、月の平均距離までは到達しましたが、一番遠いときの距離で言えば、やっと到達という感じですね。
近いところと遠いところとこんなに違うとは思いませんでした。
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